MMCとは“Maintain in My Company”(自社でメンテナンスを行う)という造語の頭文字です。
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工具屋の受売り
学術的に正しいかどうかは分りませんが、これまでに得た経験(成功も失敗も含め)と知識を基に、多種多様な当社の取扱品に関する「豆知識」をランダムに掲載します。 何かのお役に立てれば・・と思います。

第一回「接着剤の豆知識」
1.《ボンドG-17》に代表される合成ゴム系接着剤
比較的柔らかい材質の接着に使います。
「万能」と謳っている物もありますが、接着できない材質もあります。
軟質塩化ビニール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、シリコン、テフロン、発泡スチロール等は、接着できません。

《使い方》
接着する物の両方に薄く均一に塗ります。
そして慌てて貼り付けてはいけません。 指で触れて、接着剤がつかない程度になるまで、暫く(5〜10分)乾かします
その後、接着面を貼り合わせ、出来ればクランプのようなもので、全体に圧力をかけます。ゴム板なら、上からハンマー等で全体を叩いても良いでしょう。

※ 失敗の主な原因

☆乾かないうちに貼り合わせた。
☆両面の全体に均一に塗らなかった。
2.《アロンアルファ》に代表されるシアノアクリレート系瞬間接着剤
比較的小さい物の接着に使います。
しかしある程度接着面積が必要です。
これも接着できない材質もあります。
軟質塩化ビニール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、シリコン、テフロン、硝子等は接着できません。
また隙間の大きい面の接着や、液体を吸い込むような材質の接着も苦手です。

《使い方》

接着する物の片方にノズルから点付けの要領で、少量 押し出します。そして直に接着面を合わせて、接着剤を押し広げるように押さえます。瞬間と謳ってますが、やはり乾くまで数秒から数十秒かかります。その間動かないようにします。

※ 失敗の主な原因

☆ 接着剤をつけすぎた。
☆ 接着面がぴったり合わさっていなかった。
3. 《ボンドクイック5》に代表される2液混合タイプのエポキシ系接着剤
硬い物の接着に使用します。また、隙間の充填接着、肉盛り接着も出来ます。 乾燥後(硬化後)は硬くなるので、各種金属、タイル、陶磁器、硝子、コンクリートなどの接着に適します。接着できない材質もあります。軟質塩化ビニール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、シリコン、テフロン、ゴム等です。

《使い方》

板等にA液とB液を等量搾り出して、素早くまた均一に混ぜます
それを硬化が始まるまでに(接着剤の説明書には硬化開始の時間が書いてあります。何種類かあるので、作業内容によって適切な硬化時間の接着剤を選定して下さい)接着する面 に塗布します。貼り合わせて、実用強度になるまで(これも時間が書いてあります)動かないように固定します。

※ 失敗の主な原因
☆ A/Bを均一に混ぜなかった。
☆ 硬化開始時間までに塗らなかった。

以上代表的な3タイプの接着剤について、その特徴や使い方を書きましたが、最近では色々な種類の接着剤や前処理剤(プライマー)が出来ています。難接着材料と言われているポリエチレン、ポリプロピレンなどは、前処理をすると接着できるようになります。 またシリコン系の接着剤も出来ています。 接着剤と言えるかどうか分りませんが、配管の洩れを簡単に止められるガム状の接着剤や、金属の欠け、亀裂などに使い、硬化後は金属のように硬くなる物もあります。

もし接着剤についてお困りの事がありましたら、弊社までご相談ください。
もっと詳しい事を、お知りになりたいときは・・・

《主な接着剤メーカー》
コニシ株式会社 http://www.bond.co.jp/
セメダイン株式会社 http://www.cemedine.co.jp/
東亜合成株式会社 http://www.toagosei.co.jp/